医療体制のしっかりした老人ホームを選ぶには?

医療体制がしっかりとした老人ホームでは、体調に急変がおきてもしっかりとした医療ケアが受けられるので安心です。
施設によって体制はばらばらであるため、よく考えて探す必要があります。
老人ホームに医師が常駐することはほとんどありえないです。
定期的に健診するところが多いのですが、頻度の多い施設は体制が厚いと言えます。
医師に連絡してすぐに駆けつけてくれる施設も良いと言えます。
施設で医療ケアの中心を担うのは看護師であるため、看護師が常駐しているかどうかが大きなポイントとなります。
また、看護師の技術力はどうかも検討してみます。
高齢者に多く見られる褥瘡をどのように予防しているのか、胃瘻対応はどのようにしているのか、感染症対策はどうしているのか、といった点で考えてみると良いです。
有料老人ホームでは24時間の看護体制が整っている施設が多いです。
医療体制が整っているかどうか、判断する基準があります。
まず、協力している病院や提携している診療所で扱っている診療科目に注目します。
内科や外科を扱っているのはもちろんですが、高齢者の病気が多い泌尿器科や眼科、歯科があるかどうかを確認します。
このような病院から医師が駆けつけてくれるため、専門医がいるかどうかが大切になってきます。
また、病院から施設までの距離も大切です。
高齢者の場合、迅速な対応が求められるため、近い場所にあると安心です。
費用の安い施設の場合、夜勤は看護師がいないため、介護士がケアの中心となります。
介護士は、医療ケアはできませんが、看護師や医師につながる第一発見者となりがちであるため、知識は必要となってきます。
そのため、介護士も十分な知識を持っているかどうかも大切です。
このように、しっかりとした医療ケアのある施設を選ぶことは大切です。
施設選びの際、よく確認するようにします。
老人ホームを紹介する相談員として15年ほど勤務した経験を持っています。
その前にはケアマネジャーとしての経験もあり、病院から退院する際に「老人ホームを探してほしい」との相談を多く受けたことをきっかけとして、一人ひとりに最適な老人ホームを提案したいと思いたち、転職。
現在は退職し、気ままに「介護・老人ホーム」周りの情報を発信するサイトを運営しています。